座談会
検査室に必要な紙の知識
斎藤 武也
1
,
広田 弘
2
,
保木 敏明
3
,
松村 義寛
4
,
松橋 直
5
,
高橋 昭三
5
,
樫田 良精
5
1東大病院中央診療部管理事務室
2新光紙業KK
3保木記録紙販売KK
4東京女子医大
5東京大学
pp.228-236
発行日 1964年3月15日
Published Date 1964/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916743
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伝票だけでも100種はある
樫田 きょうのテーマは,検査室と紙について……。最近,各地の病院で中央検査室が非常に普及し始めましたし,また,医師会が盛んに設立をしつつある臨床検査センター,これは医師会員の共同利用の中央検査室ですが,そういう種類の新しい制度もできました。それで検査室で使う検査用紙,記録紙というものが,そういう制度のなかったころの消費量に比べて,かなり増してきていると思います。
そこで,いろいろな検査伝票一検査を申し込むとか,検査の報告をするとか,または,検査伝票の報告をはりつける病歴紙とかあらゆる場合に紙を使う。検査を申し込む場合でも,一人の患者さんについて,何枚もいろいろ違った種類の検査の伝票に必要なことを書き込む。これが,ものによっては2連の伝票になったり3連になったり,さらに長いのですと,4連の伝票になったりします。そこでは手間を省くためにカーボンを使うとか,いろいろな工夫がほどこされているわけです。
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