Japanese
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特集 熱傷の早期治療
総説
集団熱傷の取扱い方について
The management of mass burns
大矢 英次郎
1
O'YA Hidejiro
1
1京都第一赤十字病院第一外科
pp.1519-1529
発行日 1970年10月20日
Published Date 1970/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205224
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はじめに
巷にサイレンの音高く救急車の行き交う度合は日々増加し,新聞紙上あるいはテレビ,ラジオで報道されている災害事故は年々増えつつあることは明らかである.われわれ熱傷を研究するものにとつてその関心もまた大といわざるを得ない.
熱傷の発生は通常その80%前後は家庭内で起こり,而も幼児の発生が多いことから,その予防に関しては,すでに再三論じてきており,また夏季に多発する労働災害による熱傷予防対策や,老人熱傷の予防対策についてもすでに発表してきた.
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