技術解説
血色素量の計り方
宮坂 五一郎
1
1東京医科大学内科放射線学教室
pp.545-553
発行日 1957年12月15日
Published Date 1957/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905418
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緒言
顔色の悪いのに2種類があり,1つは皮膚血管が収縮して流れる血液の量が減るからであり,1つは血液が薄くなつて薄い血液が流れるからである。この両者は血球を算定し,或いは血色素量を測定すれば容易に見分けがつく。
多くの病人は顔色が悪いので,この区別,従つて血球数算定や血色素量測定は昔から重要視された検査法である。
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