高級技術講義
ヘマトクリツト遠心器
吉野 和照
1
1佐久間製作所
pp.273-275
発行日 1957年8月15日
Published Date 1957/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905367
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全国各大学或は主要病院に於ける中央臨床検査室制度への移行に伴つて,ここで使用される遠心器も単一の目的に対してそれ専門の遠心器を使用する傾向になつて来て居るようである。その傾向は米国に於いてはクロース・マッチング用遠心器の出現であり,またミクロヘマトクリット遠心器の出現であり,後者の場合Centrifuge, High Speed, Micro Hematocrit Typeと称し,米国International社の外二三の会社で製作販売して居る様である。その構造はメーカーにより夫々特徴があるが,インターナシヨナルのものは,The Journal of Laboratory and Clinical Medicine Vol.19, No.7(April, 1934) P.757によるもので,ヘマトクリツト値のReaderとして現在のところ二種の違つた形式のものを出している様である。
International社の最新のヘマトクリツト遠心器には下記三種の回転板が附属して居る。
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