グラフ
ヘマトクリツトの測の方
安部 英
1
1東大病院 臨床検査部
pp.131-138
発行日 1958年3月15日
Published Date 1958/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905443
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① 必要な器具薬品
本検査室ではヘマトクリツト測定に主として毛細管法を採用しているが,ウイントロツプ法も時に行うことがあるので,ここではこの両者について説明する。
まずウイントロツプ法に必要な器具,薬品として,①の右より,ゴムの駆血帯および枕,アルコール棉,乾燥した5または2ccの注射器,ワツセルマン反応用中試験管,15cm程度の毛細脚をもつたゴム帽付硝子ピペツト,ワイントロツプのヘマトクリツト管,二重蓚酸塩粉末(蓚酸アンモン1.25gと蓚酸カリ0.75gをよく研磨混合したもの)またはヘパリン液(1000u/cc)を用意し,また毛細管法に必要な器具として,内面にヘパリンを塗布乾燥した毛細管(市販のものがあるが,検査室で作るには内径約1mm,長さ7.5cmの硝子毛細管にヘパリン液を通し,よく吹き出した後37度で乾燥する)および毛細管ヘマトクリツト測定用図表を机の上に揃えておく。
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