グラフ
遠心器の扱い方
鈴木 秀郎
1
1東大病院中央検査部血清検査室
pp.201-206
発行日 1960年4月15日
Published Date 1960/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905684
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遠心器にはいろいろの種類があるが,これは三基懸垂式といつて,もつとも普通の遠心器である。
血清検査室で血清を分離するとき,血球を洗うとき,あるいは細菌検査室や生化学検査室でごく普通の操作をする場合は皆これで間にあう。
大体【1/4】〜【1/2】馬力(HP)のモーターを具え,最高回転数は毎分4000回転(r.p.m)まで,容最は50cc×4が普通の性能である。遠心器のもつ遠心力は回転数の2乗と,回転軸からの距離に比例する。この力であらわした性能がもつとも正確なわけで,これらの遠心器は2000〜4000Gの性能をもつているものが多い。
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