今月の主題 細胞診自動化
総論
細胞診自動化装置のコンセプトとメカニズム
粥川 敦
1
Atsushi KAYUKAWA
1
1株式会社アイシーエスメディカル
キーワード:
AutoPap
,
悪性らしさ
,
しきい値
,
PapNavi
Keyword:
AutoPap
,
悪性らしさ
,
しきい値
,
PapNavi
pp.614-620
発行日 2002年6月15日
Published Date 2002/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905116
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これまで様々な試みがなされてきた細胞診の自動化は,その目的を当初の「人間の能力の置き換え」から人間の能力を「補強する」というコンセプトに変えることによって,実用化の域に到達するようになった.さらに,これまでは人間の検知能力に依存するしかなかったのに比べて,精度の向上と効率アップ(コスト低減)という相矛盾すると考えられていた2つの要素を同時に満足させることも可能となってきた.
現在の代表的な装置である「AutoPap®」を例に,細胞診の自動化について解説する.
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