今月の主題 細胞診自動化
総論
米国における細胞診自動化
椎名 奈津子
1
Natsuko SHIINA
1
1ペンシルバニア大学病院細胞病理検査部
キーワード:
Pap test
,
automation
,
liquid-based cytology
,
U.S.A.
Keyword:
Pap test
,
automation
,
liquid-based cytology
,
U.S.A.
pp.607-613
発行日 2002年6月15日
Published Date 2002/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905115
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
米国における細胞診自動化の現状を報告する.細胞診の自動化は標本作製装置とスクリーニング装置の両面から研究・開発が進められており,現在米国ではCytyc社とTriPath社がそれぞれの理念に基づき,自動化をめざしてしのぎを削っている.
今回はこれら両社の自動装置について,原理,操作法,ランニングコスト,それら装置で作製された標本における細胞像とコンベンショナル標本との相違を解説し,細胞診自動化の将来展望について私見を述べる.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.