今月の主題 細胞診自動化
各論―日常業務への導入と問題点
精度管理への応用と日常業務における経済性
上野 喜三郎
1
,
長谷部 鏡子
1
,
山内 一弘
1
,
羽山 忠良
1
,
田中 昇
1
Kisaburou UENO
1
,
Kyoko HASEBE
1
,
Kazuhiro YAMAUCHI
1
,
Tadayoshi HAYAMA
1
,
Noboru TANAKA
1
1BML病理・細胞診センター
キーワード:
AutoPap
,
Quality Control
,
PapNavi
Keyword:
AutoPap
,
Quality Control
,
PapNavi
pp.627-632
発行日 2002年6月15日
Published Date 2002/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905119
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
形態学,特に細胞診は,他の検体検査と比較し検者の経験および能力に依存する部分が大きいのが特徴で,系統的な精度管理手法が確立されていないのが現状である.
細胞診鏡検業務において,ヒューマンエラーによる異常細胞の見落としが精度に最も影響を及ぼす.このヒューマンエラーを防ぐ方法として,従来から入間同十によるダブルチェックが行われている.しかしながら人間同士によるダブルチェックの欠点として,一度鏡検しているという先入観により同じ見落としをする恐れがある.そこで近年,自動化装置を用いての精度管理が行われるようになってきた.〔臨床検査46:627-632,2002〕
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.