今月の主題 テーラーメイド医療と臨床検査
話題
遺伝子多型と抗癌剤の選択
小澤 正吾
1
Shogo OZAWA
1
1国立医薬品食品衛生研究所薬理部
キーワード:
遺伝子多型
,
抗癌剤
,
薬物動態
Keyword:
遺伝子多型
,
抗癌剤
,
薬物動態
pp.63-67
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905019
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
昨今の個別化医療への取り組みをみるまでもなく,適切な制癌剤を適切な量投与するという患者個人個人に適した選択の意思決定がどのようにして行われなければならないかについて,本稿で考察する.制癌剤の投与には「選択毒性」の問題が常につきまとう.癌細胞の性質と,患者側の問題の両方を考慮しなければならない.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.