今月の主題 テーラーメイド医療と臨床検査
各論
アドレナリン受容体の遺伝子多型と薬物反応の個人差
平澤 明
1
,
辻本 豪三
1
Akira HIRASAWA
1
,
Gozoh TSUJIMOTO
1
1国立小児医療研究センター小児薬理研究部
キーワード:
アドレナリン受容体
,
遺伝子多型
,
受容体サブタイプ
Keyword:
アドレナリン受容体
,
遺伝子多型
,
受容体サブタイプ
pp.46-52
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905016
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アドレナリン受容体は最も古くから解析の進んだ典型的な7回膜貫通型の受容体であり,9種類の遺伝子が知られている.各サブタイプの機能は現在も研究が行われている段階である一方,受容体の多型に関しても解析が進み,受容体機能に関与する変異も見いだされている.このような情報が統合されながら,受容体の生理機能,それに作用する薬物作川,さらに個人差との対応付けが進められることになろう.
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