今月の主題 テーラーメイド医療と臨床検査
各論
遺伝子解析でのDNAチップの位置づけ―in-house cDNAマイクロアレイを用いた遺伝子発現解析
関 直彦
1
,
吉川 勉
1
,
加藤 真樹
1
,
大塚 基之
2
Naohiko SEKI
1
,
Tsutomu YOSHIKAWA
1
,
Masaki KATO
1
,
Motoyuki OTSUKA
2
1千葉大学大学院医学研究院・機能ゲノム学講座
2東京大学医学部消化器内科
キーワード:
cDNAマイクロアレイ
,
完全長cDNA
,
遺伝子発現解析
,
プロファイリング
Keyword:
cDNAマイクロアレイ
,
完全長cDNA
,
遺伝子発現解析
,
プロファイリング
pp.38-45
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905015
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DNAマイクロアレイ(DNAチップ)は,ポストゲノムシークエンス時代において,包括的な遺伝子発現モニタリングやゲノムの変異,多型性の検出を可能にする重要なテクノロジーとして注目されている.最近,DNAマイクロアレイを用いて病型診断ができることを報告した論文や,抗癌剤の選択方法を予測する論文が発表され,この技術が実際の医療に応用できることが示されつつある.ここではわれわれが行っているcDNAマイクロアレイを用いた遺伝子発現解析プロジェクトについて紹介するとともに,解析例についてデータを示したい.〔臨床検査46:38-45,2002〕
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