特集 超音波検査の技術と臨床
Ⅲ.循環器
4.冠動脈疾患
鈴木 真事
1
Makoto SUZUKI
1
1東邦大学医学部附属大橋病院第3内科
pp.1378-1382
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904940
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冠動脈疾患を疑う場合の基本的アプローチ
一般に心筋が虚血に陥ると,心電図変化や胸痛が現れる前に心筋の壁運動異常が出現するといわれている.したがって,胸痛などの症状から冠動脈疾患を疑う場合,壁運動異常の有無と程度および壁運動異常を起こしている部位を評価するのが重要なポイントとなる.この壁運動を評価するとき,心室の心内膜面の動きのみならず,収縮期壁厚の変化や壁エコー性状など,3つの点に注目する.
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