特集 超音波検査の技術と臨床
Ⅱ.総合
8.胸部
菅間 康夫
1
Yasuo SUGAMA
1
1宇都宮社会保険病院呼吸器内科
pp.1287-1290
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904923
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
胸部の超音波診断法は,他の領域に比べあまり系統的に扱われないが,例えば胸水穿刺時のマーキングなど実際にはかなり広く用いられている.
健常肺は含気が多く,肺表面および肺で強いエコーを発生し肺内部の観察は困難であるが,呼吸器疾患はしばしば無気肺,肺炎,胸膜陥入,胸水,腫瘍などacoustic windowとなりうる病態を伴い観察が容易になる.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.