今月の主題 ビタミン
技術解説
ビタミンCの測定
渭原 博
1
,
橋詰 直孝
2
,
平野 亜輝子
3
,
岡田 光正
4
Hiroshi IHARA
1
,
Naotaka HASHIZUME
2
,
Akiko HIRANO
3
,
Mitsumasa OKADA
4
1東邦大学医学部附属大橋病院臨床検査部
2東邦大学医学部附属大橋病院臨床検査医学
3東邦大学大学院理学研究科
4東邦大学理学部生物分子科学科
キーワード:
アスコルビン酸
,
ビタミンC
,
定量法
Keyword:
アスコルビン酸
,
ビタミンC
,
定量法
pp.1104-1111
発行日 2001年10月15日
Published Date 2001/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904885
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ビタミンC欠乏の診断には,分解しやすいアスコルビン酸よりも,安定な総アスコルビン酸測定を薦める.血清(血漿)総アスコルビン酸の基準下限値は0.7mg/dlである.検査室で実施できる測定法には,ヒドラジン法,アスコルビン酸オキシダーゼ法,過酸化水素産生型アスコルビン酸オキシダーゼ法,化学的酸化法,紫外部検出HPLC法があり,総アスコルビン酸として0.2~0.7mg/dl濃度での精度が保証されなければならない.
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