今月の主題 生活習慣病
総説
食習慣と臨床検査
渭原 博
1
,
橋詰 直孝
2
Hiroshi IHARA
1
,
Naotaka HASHIZUME
2
1東邦大学大橋病院臨床検査部
2東邦大学大橋病院臨床検査医学
キーワード:
予防医学
,
栄養摂取基準
,
国民栄養調査
Keyword:
予防医学
,
栄養摂取基準
,
国民栄養調査
pp.969-974
発行日 1999年9月15日
Published Date 1999/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904166
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栄養素摂取の過不足を明らかにすることにより食習慣が原因の生活習慣病の発生を予知し予防することができる.臨床検査は身体徴候の現れる前の食習慣の偏りの発見に有効であり,食事調査の成績をより定量的に裏づけることができる.血液検査による栄養状態の評価には栄養素(糖質・蛋白質・脂質・ビタミン・ミネラル)の過不足を直接測定し求めるものと,栄養素欠乏で引き起こされる代謝異常や代謝産物を調べる場合がある.
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