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呼吸器領域における蛍光内視鏡診断
池田 徳彦
1
,
清水 恵理子
1
,
垣花 昌俊
1
,
古川 欣也
1
,
奥仲 哲弥
1
,
小中 千守
1
,
加藤 治文
1
1東京医科大学外科1講座
キーワード:
蛍光内視鏡
,
扁平上皮化生
,
早期癌
Keyword:
蛍光内視鏡
,
扁平上皮化生
,
早期癌
pp.313-314
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904715
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1.はじめに
癌の部位別死亡者数で,肺癌は男性において1位になり,女性でも増加を続けている.肺癌撲滅のためには早期肺癌の発見と癌予防が必須と考えられる.早期肺癌の発見を目指した検診において,胸部X線検査と喀痰細胞診が行われているが,喀痰細胞診によって発見された癌は比較的良好な予後を期待できる.しかし上皮内癌や異型扁平上皮化生などの微細な病変は通常の白色光気管支鏡では所見を捉えることが困難な場合がある.この問題を解決すべく,正常組織と病変部における自家蛍光の差に着目することにより従来の内視鏡では不可視の病変を診断する診断法(蛍光診断)が開発された.
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