今月の主題 酸化ストレス
技術解説・酸化ストレスマーカー測定
チオレドキシンの定量法
衣笠 公博
1,2
,
松川 寛和
1
,
夛田 孝清
1,2
,
谷口 嘉之
1
,
松尾 雄志
1,2
Masahiro KINUGASA
1,2
,
Hirokazu MATSUKAWA
1
,
Takakiyo TADA
1,2
,
Yoshiyuki TANIGUCHI
1
,
Yuushi MATSUO
1,2
1オリエンタル酵母工業(株)バイオ事業部
2長浜生物科学研究所
キーワード:
チオレドキシン
,
レドックス
,
還元型チオレドキシン
,
モノクローナル抗体
,
抗原固相化
,
EIA競合法
Keyword:
チオレドキシン
,
レドックス
,
還元型チオレドキシン
,
モノクローナル抗体
,
抗原固相化
,
EIA競合法
pp.281-283
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904707
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チオレドキシン(TRX)が生体内の酸化還元状態(レドックス状態)の制御と密接に関連していると考えられるようになっている.これまでに病態と総TRX (酸化型および還元型)量との関連性についての報告はあるものの,TRXのレドックス状態と病態との関係についての報告は少なかった.近年,われわれは還元型TRXに特異的に反応するモノクローナル抗体を調製し,抗原固相化競合EIAによる酸化型TRXと還元型TRXの分別定量について基礎的な実験を行った.
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