特集 細胞診―21世紀への展望
第3章 検体処理と標本作製
1.穿刺吸引細胞診/非吸引細胞診
前田 昭太郎
1
,
阿部 久美子
1
,
日吾 美栄子
1
Shotaro MAEDA
1
,
Kumiko ABE
1
,
Mieko HIGO
1
1日本医科大学付属多摩永山病院病理部
pp.1242-1246
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904542
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はじめに
近年,超音波診断など画像診断の進歩は目覚ましく,これに伴ってほぼ全身臓器の腫瘤に対して,積極的に穿刺吸引細胞診が施行され,その診断結果で直ちに治療が開始される機会が多くなった.
さらに,穿刺吸引細胞診での検体採取法,検体処理,標本作製法の工夫により,その診断率の向上も目覚ましく,穿刺吸引細胞診は21世紀に向けてますます普及すると考えられる.
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