今月の表紙 帰ってきた寄生虫シリーズ・8
赤痢アメーバ・ランブル鞭毛虫
藤田 紘一郎
1
1東京医科歯科大学大学院国際環境寄生虫病学
pp.814-815
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904449
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赤痢アメーバ感染は熱帯・亜熱帯の開発途上国では飲料水や食品から感染する普通にみられる疾患であるが,欧米の先進国では主に男性同性愛者の性行為に起因する性行為感染症(STD)として重要である.日本では,年間約100例の届け出があるが,実際はその10倍の患者がいると思われる.
ヒトは糞便中の成熟嚢子(シスト)を経口的に摂取して感染する.
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