今月の主題 慢性閉塞性肺疾患
総説
慢性閉塞性肺疾患の画像診断―現状と展望
三嶋 理晃
1
Michiaki MISHIMA
1
1京都大学医学部附属病院理学療法部
キーワード:
胸部CT
,
換気シンチ
,
脳血流シンチ
,
MRI
Keyword:
胸部CT
,
換気シンチ
,
脳血流シンチ
,
MRI
pp.720-728
発行日 2000年7月15日
Published Date 2000/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904428
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胸部単純X線は,X線CTに比較して,慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する診断能力は劣るが,スクリーニングとして用いるため,読影に習熟することが大切である.X線CTは,低吸収領域が肺気腫の病理的所見と良く対応するため診断能力が高く,気道病変の診断も可能である.換気シンチや血流シンチはCOPDの局所機能の評価に有用である.MRI画像はCOPDにおける胸壁や横隔膜の運動異常の評価に用いられる.
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