今月の主題 慢性閉塞性肺疾患
技術解説
閉塞性換気障害の評価と問題点
岡田 恒人
1
,
栂 博久
1
,
大谷 信夫
1
Tsuneto OKADA
1
,
Hirohisa TOGA
1
,
Nobuo OHYA
1
1金沢医科大学呼吸器内科
キーワード:
肺気量分画
,
努力呼気曲線
,
フローボリウム曲線
Keyword:
肺気量分画
,
努力呼気曲線
,
フローボリウム曲線
pp.729-734
発行日 2000年7月15日
Published Date 2000/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904430
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気管支喘息や慢性気管支炎などの気道の障害が主体となる疾患,肺気腫などの肺胞破壊による肺コンプライアンス低下が主体となる疾患ではいずれも閉塞性換気障害をきたしてくる.これらは一般的に用いられる予測値に対する肺活量の割合(%VC),一秒率(FEV1)%だけでは分けることはできない.しかし肺気量分画,努力呼気曲線,フローボリウム曲線の特性を知ることでより詳しい分離評価が可能となる.
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