今月の主題 高血圧と臨床検査
合併症評価法
脈管作動性物質―ANP,BNP,CNP
斎藤 能彦
1
,
岸本 一郎
1
Yoshihiko SAITO
1
,
Ichiro KISHIMOTO
1
1京都大学臨床病態医科学・第2内科
キーワード:
ANP
,
BNP
,
CNP
,
高血圧性心肥大
,
遺伝子診断
Keyword:
ANP
,
BNP
,
CNP
,
高血圧性心肥大
,
遺伝子診断
pp.660-665
発行日 1999年6月15日
Published Date 1999/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904099
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ナトリウム利尿ペプチドファミリーの血中濃度の測定は,心臓血管病の診断の臨床検査法の1つとしてその有用性が証明されつつある.本稿では,ANP,BNPの分泌機序を概説した後,特に高血圧性心肥大の臨床検査法としてのBNPの有用性を紹介し,ナトリウム利尿ファミリー遺伝子を用いた遺伝子診断の可能性に関しても言及する.
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