今月の主題 結核
話題
LCXプローブシステムによる結核菌群の検出
小栗 豊子
1
Toyoko OGURI
1
1順天堂大学附属病院臨床検査部
キーワード:
LCR法
,
結核菌群
,
遺伝子検査
,
M.ツベルクローシス・ダイナジーン
Keyword:
LCR法
,
結核菌群
,
遺伝子検査
,
M.ツベルクローシス・ダイナジーン
pp.555-558
発行日 1999年5月15日
Published Date 1999/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904074
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1.はじめに
抗酸菌遺伝子検査の普及は結核症など抗酸菌症の迅速診断に大きく貢献している.わが国ではTMA法を利用したDNAプローブ「中外」-MTD®やPCR法を利用したコバスアンプリコア®(ロシュ)が広く用いられている.現場での日常検査への導入のためには,操作ステップが少なく,単純作業でないと難しい.
LCXプローブによるM.ツベルクローシス・ダイナジーン(ダィナボット)は,操作も単純で,塗抹や培養などの日常検査をしながら検査でき,結核菌検出の感度や特異性の面でも優れている特徴を持つ.以下に測定原理,操作法,検討成績(文献による)について述べる.
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