今月の主題 結核
結核の病態
抗酸菌検査のポイント―結核菌検査指針2007を中心に
小栗 豊子
1
Toyoko OGURI
1
1鉄蕉会亀田総合病院臨床検査部
キーワード:
結核菌(Mycobacterium tuberculosis)
,
検査法
,
MGIT
Keyword:
結核菌(Mycobacterium tuberculosis)
,
検査法
,
MGIT
pp.1097-1103
発行日 2008年10月15日
Published Date 2008/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101717
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結核菌を含む抗酸菌は検査所要日数が長く,このため初期治療の検査としての貢献度は低い評価であったが,最近ではCDCの3つの要求をクリアでき,30日以内に薬剤感受性検査まで報告できる検査体制が確立された.最近ではMDR-TB(Multidrug-resistant tuberculosis)やXDR-TB(Extensively drug-resistance tuberculosis)といった多剤耐性株の出現や増加が危惧されており,検査の迅速化が切望されるさなか,これに応えるべく『結核菌検査指針2007年』の最新版が出版された.ここに概要を紹介する.
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