今月の主題 蛋白尿の病態解析
新しく登場した尿マーカー蛋白
尿中ミエロペルオキシダーゼ,ラクトフェリン測定の臨床的意義
内田 壱夫
1
,
後藤 明子
1
Kazuo UCHIDA
1
,
Akiko GOTOH
1
1京都医科学研究所
キーワード:
ミエロペルオキシダーゼ
,
ラクトフェリン
,
白血球顆粒内蛋白
Keyword:
ミエロペルオキシダーゼ
,
ラクトフェリン
,
白血球顆粒内蛋白
pp.1124-1126
発行日 1998年10月15日
Published Date 1998/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903864
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.はじめに
筆者らは,体液,糞便中の多くの白血球由来蛋白,酵素のELISA法を開発し,炎症性疾患との関連性について追求してきた.尿中の白血球由来蛋白,酵素の測定は,腎(糸球体)および腎後(尿路系)の炎症性疾患を反映するマーカーとして期待できる.本稿では,尿中ミエロペルオキシダーゼ(MPO),ラクトフェリン(Lf)測定の有用性について述べる.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.