Japanese
English
研究
炎症性消化管疾患および大腸癌における糞便中ラクトフェリンの測定
Measurement of Fecal Lactoferrin in Inflammatory Bowel Disease and Colon Cancer
松瀬 亮一
1
,
内田 壱夫
1
,
斉藤 治
2
,
杉森 清孝
2
,
杉 和憲
2
,
大柴 三郎
2
,
冨田 仁
3
Ryoichi MATSUSE
1
,
Kazuo UCHIDA
1
,
Osamu SAITOH
2
,
Kiyotaka SUGIMORI
2
,
Kazunori SUGI
2
,
Saburo OHSHIBA
2
,
Shinobu TOMITA
3
1京都医科学研究所
2大阪医科大学第二内科
3京都博愛会病院
1Kyoto Medical Science Laboratory
2The Second Department of Internal Medicine, Osaka Medical College
3Kyoto Hakuaikai Hospital
キーワード:
ラクトフェリン
,
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
大腸癌
,
糞便
Keyword:
ラクトフェリン
,
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
大腸癌
,
糞便
pp.923-926
発行日 1993年8月15日
Published Date 1993/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901653
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消化管炎症性疾患および大腸癌,大腸ポリープを対象にして顆粒球由来のラクトフェリンを糞便中において測定した.その結果,潰瘍性大腸炎,クローン病ともに非活動期に比べて活動期では高値を示し,同一症例の経時的測定の結果からも非侵襲的に炎症状態を観察する方法として有用であると考えられた.また,大腸癌などの消化管疾患のスクリーニング法としての有用性も高いと考えられた.
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