今月の主題 骨代謝マーカー
総説
骨代謝異常症の鑑別診断―骨粗鬆症を中心に
矢野 寛一
1
,
小埜 崇
1
,
真角 昭吾
2
Hirokazu YANO
1
,
Takashi ONO
1
,
Syougo MASUMI
2
1国立大分病院整形外科
2大分医科大学整形外科
キーワード:
骨代謝異常症
,
骨粗鬆症
,
鑑別診断
Keyword:
骨代謝異常症
,
骨粗鬆症
,
鑑別診断
pp.147-153
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903640
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硬くて変化しないようにみえる骨も,常に骨吸収と骨形成のサイクルを繰り返している.この骨代謝回転に異常をきたした骨代謝異常症の中でも,骨粗鬆症は現在最も社会的関心を集めている疾患である.本疾患の診断にあたっては,問診,理学検査はもちろんのこと,骨塩量の測定のみならずX線学的検査や血液,尿の生化学検査などにより,ほかの疾患を鑑別しながら骨粗鬆症の診断に至ることが重要である.
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