コーヒーブレイク
けんさの開拓者
屋形 稔
1
1新潟大学
pp.1607
発行日 1997年11月15日
Published Date 1997/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903560
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1997年の9月横浜の日本臨床検査自動化学会総会の第一日目,柴田進先生が急逝された報せを当日会場の一隅で報された.83歳であられたがその生涯はわが国臨床病理学の開祖として,また臨床検査の今日を築いた柱としてあまりに有名で,巨星おちて天下の秋を知るという心境であった.
私も35年に及び先生から学問的,精神的に大きな影響をこうむり,斯学の指針をすべて仰いだといっても過言でない.今までもたびたびそのこ偉業については筆にしたことがあり,本誌36巻13号1343頁(1992年)にも"汝の道を歩め,而して人をして語らしめよ"という先生の座右の言葉をテーマに語らせていただいたことがある.
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