連載 病院めぐり
県立幡多けんみん病院
中野 祐滋
1
1幡多けんみん病院
pp.883
発行日 2008年6月10日
Published Date 2008/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101802
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県立幡多けんみん病院は高知県の県都・高知市から西南にJRで約2時間を要する,冬になるとだるま夕日がみられる宿毛市にあります.東にはアカメや手長えびで知られる日本最後の清流と言われる四万十川を擁する四万十市(旧中村市)が,そして南には蒼い海と空に真っ赤な椿の映える足摺岬がある土佐清水市があります.この3市を中心に周辺の町村を合わせて幡多地域と称します.当院は,平成11年4月24日に宿毛市と旧中村市の県立病院を統合し,診療科を17科に拡張して,病床374床で幡多地域の中核病院として産声を上げました.そして,現在は7対1看護に対応すべく,病床数355床となりました.
開院当時はけっこう見学者もあり,平成13年には医療福祉建築賞も受賞しました.平成17年2月には病院医療機能評価機構により認定を受けました.また,平成19年5月にはDPCの準備も始めており,平成20年度には電子カルテの導入を予定しています.
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