特集 神経系疾患と臨床検査
Ⅳ.画像診断
1.超音波検査
5)末梢神経の超音波検査
川井 夫規子
1
,
大林 民典
1
,
伊東 紘一
1
,
谷口 信行
1
Fukiko KAWAI
1
,
Taminori OBAYASHI
1
,
Nobuyuki TANIGUCHI
1
,
Koichi ITO
1
1自治医科大学臨床病理部
pp.1457-1461
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903525
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はじめに
末梢神経の描出は,X線CTや特にMRIでは比較的よく報告がなされているが,超音波に関しては最初にChinnら1)によりschwannomaの報告がなされて以来,主に末梢神経腫瘍に関する報告が散見されるのみであった.しかし最近高周波探触子が用いられるようになって解像度が著しく向上し,正常神経の描出に関する論文もみられるようになり,神経損傷の局在,変化あるいは原因検索にも外科,整形外科領域で臨床応用されることが多くなってきている.
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