今月の主題 臨床化学とHPLC
技術解説
脳内アミン
眞重 文子
1
Humiko MASIGE
1
1東京大学医学部附属病院検査部
キーワード:
カテコールアミン
,
セロトニン
,
神経伝達物質
,
髄液
Keyword:
カテコールアミン
,
セロトニン
,
神経伝達物質
,
髄液
pp.1259-1267
発行日 1996年11月15日
Published Date 1996/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903159
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脳内モノアミンの測定は,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)の出現によって飛躍的な進歩を遂げた.電気化学検出器(ED)を使用したHPLC-ED法は,モノアミン類測定の進歩とともに発展してきたといっても過言でない.最近,多チャンネルEDの検出システムが構築され,多数のモノアミン類が一斉分析できるようになった.このような分析法の発展が,アルツハイマー病やパーキンソン病をはじめとする脳・神経系疾患の診断や成因の解明に役だっている.〔臨床検査40:1259-1267,1996〕
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