特集 血栓症と血小板凝固線溶系検査
血栓症の検査
1.血小板の検査
1)血小板数
鈴木 節子
1
Setsuko SUZUKI
1
1横須賀共済病院中央検査科
pp.66-68
発行日 1996年10月30日
Published Date 1996/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903078
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はじめに
血小板数は血液疾患のみならず,止血機能に影響を及ぼす多くの疾患の進展にも広く関与する重要な指標であり,血小板減少による出血傾向の頻度は高い.血小板数算定は,主に止血機能の指標として行われる検査であり,近年では全自動血球分析装置(以下血算装置)による算定が普及している.
本稿では主として5種の装置:STKS (コールター社),SE-9000(シスメックス社),ARGOS (ロシュ社),CD3500(ダイナボット社),H・3(テクニコン社),を対象としてある.
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