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特集 小児臨床検査2024
Ⅰ.尿一般検査
5.尿亜硝酸塩,白血球反応,尿中細菌の培養・定量
Urine nitrite, leucocyte esterase, urine culture
喜瀬 智郎
1
Tomoo Kise
1
1沖縄県立南部医療センター・こども医療センター小児腎臓科
キーワード:
尿路感染症
,
白血球尿
,
亜硝酸塩
,
細菌尿
,
膿尿
Keyword:
尿路感染症
,
白血球尿
,
亜硝酸塩
,
細菌尿
,
膿尿
pp.31-32
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001869
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1 検査の意義と適応
尿路感染症(urinary tract infection:UTI)とは,腎から尿道にいたる尿路系における感染症である。上部UTI(急性腎盂腎炎など)は腎瘢痕から高血圧,腎不全にいたる危険性がある。気道症状に乏しい乳幼児の発熱では,腎盂腎炎を疑い積極的に検査を行い,学童期以降では排尿時痛,頻尿,腰部痛など膀胱炎,腎盂腎炎を疑う症状がある場合に検査を行う。尿亜硝酸塩と白血球反応は簡便にUTIの可能性を推定することができる。尿中細菌培養・定量はUTI診断に必須である。
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