私のくふう
専用薄切セット台の製作
安藤 千秋
1
1大垣市民病院病理細胞診検査室
pp.495
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902457
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1.目的
滑走式ミクロトームは作業台に置いて使うのが通例であるが,多数のブロックを荒削りから本削りまで行っていくと,パラフィンの削り屑が山のように集積し,左手の作業能率を妨げる原因となる.それを解消するために考案したのが,滑走ミクロトームを置く台(滑走專用台)と,作業台から滑走専用台までの段差を利用しスロープを作るための木製の台(補助受皿台)である(図1).この滑走専用台と補助受皿胎を生かし,荒削りしたパラフィンが手前に落ちた場合,ハケで前に押し出すと塵取りに溜まるようになっている.
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