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ノックアウトマウスの医学への応用
須永 真司
1
1東京大学第一内科
キーワード:
ノックアウトマウス
,
相同遺伝子組換え
,
胚性幹細胞
Keyword:
ノックアウトマウス
,
相同遺伝子組換え
,
胚性幹細胞
pp.351-353
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902416
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1.ノックアウトマウスとは
近年,遺伝子操作技術の進歩により,新しい遺伝子組換え動物をつくることが可能となった.ノックアウトマウスとは,目的とする遺伝子が破壊(ノックアウト)されたマウスのことである.例えば,インターロイキン6(IL-6)遺伝子を破壊されたマウスは,"IL-6ノックアウトマウス"と呼ばれるが,この場合,IL-6遺伝子以外の遺伝子に変化は起きていない.このように,研究者がねらった(標的とした)遺伝子のみを選択的に改変する技術を,標的遺伝子組換え(ジーンターゲティング)法という.以下に,ジーンターゲティングについて,簡単に紹介する.
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