今月の主題 平衛機能検査
技術解説
頭振り刺激検査
亀井 民雄
1
Tamio KAMEI
1
1群馬大学医学部耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
頭振り刺激検査
,
潜在性前庭性不均衡
,
単相性眼振
,
2相性眼振
Keyword:
頭振り刺激検査
,
潜在性前庭性不均衡
,
単相性眼振
,
2相性眼振
pp.177-180
発行日 1995年2月15日
Published Date 1995/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902367
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頭振り眼振は潜在性前庭性不均衡を反映して頭振りによって誘発される眼振であり,暗所Frenzel眼鏡下に認められる限りすべて病的とみてよい.主として水平方向に誘発され単相性と2相性があり,障害の患側や病期の診断に役だつ.水平方向の頭振りで垂直向に誘発される場合は中枢障害が疑われる.発現機序に関し,近年,眼速度蓄積仮説によって説明されることが多い.〔臨床検査39:177-180,1995〕
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