編集者への手紙
COBAS MIRAを用いたラテックス凝集法による血清ミオグロビンの測定における精度向上に関する―方策
山田 満廣
1
1大阪赤十字病院中央検査部臨床化学
キーワード:
ラテックス凝集法
,
血清ミオグロビン
,
測定精度
Keyword:
ラテックス凝集法
,
血清ミオグロビン
,
測定精度
pp.1314
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902276
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1.はじめに
現在まで当施設では,急性心筋梗塞の臨床検査診断に利用される血清ミオグロビン(Mb)の測定を,ラテックス凝集法により自動分析装置COBAS MIRA(F. Hoffmann La Roche社)に適用し1)対処してきた.今回,分析装置をCOBAS MIRA Plusに変更することを目的として再現性試験の検討を行ったところ,比較的低値域において大きな"バラツキ"が認められ,まったく満足できるものではなかった.しかし,同機により測定しているアデノシンデアミナーゼ,遊離脂肪酸,CKMB,CH50などの他項目では良好な成績を示すことから,Mbに限定された何らかの原因があるものと考えられ,若干の検討を行った.
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