編集者への手紙
COBAS MIRAにおけるフルクトサミンのアデノシンデアミナーゼ測定への影響
山田 満廣
1
,
稲垣 新吾
1
,
大西 将則
1
1大阪赤十字病院検査部生化学
キーワード:
フルクトサミン
,
アデノシンデアミナーゼ
,
コンタミネーション
Keyword:
フルクトサミン
,
アデノシンデアミナーゼ
,
コンタミネーション
pp.1162
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901258
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1.はじめに
現在,当施設の生化学検査では,COBAS MIRA(F. Hoffmann La Roche)を用いてフルクトサミン(FRA)をはじめ,比較的検体数の少ない遊離脂肪酸(FFA),アデノシンデアミナーゼ(ADA),CK-MB,ミオグロビン(Mb)など多項目の処理分析を実施している.
日常検査においては,午前中にADA,FFA,CK-MBおよびMbを,午後にはFRAの測定を行った後,外来患者のADAおよびFFAを測定するのが当院における分析の流れである.このような中で,FRAを測定した後にADAを測定したとき,試薬ブランク値(0. D.)の上昇とともに,測定値(活性値)も全般的に高値を示すことに感覚的に気付いた.そこで今回,これを確認するために若干の検討を行った.
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