特集 ホルモンと生理活性物質
各論
15.その他
6) CSF
小澤 敬也
1
Keiya OZAWA
1
1東京大学医科学研究所内科
pp.273-275
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902254
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コロニー刺激因子(colony-stimulating factor; CSF)には,顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF),顆粒球・マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF),マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)が存在し,またインターロイキン3(IL-3)はmulti-CSFと称されることもある.この中で,遊走能,貪食能,殺菌能などの機能を有し,細菌や真菌などの感染から生体を防御するという重要な役割を担っている好中球の産生を調節する中心的な生理活性物質はG-CSFである.そこで本稿ではG-CSFに関して概説する.
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