特集 ホルモンと生理活性物質
各論
10.消化管ホルモン系
3) CCK, PP
岩部 千佳
1
,
池田 みどり
1
,
竹内 正
1
Chika IWABE
1
,
Midori IKEDA
1
,
Tadashi TAKEUCHI
1
1東京女子医科大学消化器内科
pp.201-203
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902225
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CCK
生合成・分泌・機能
1.生合成
コレシストキニン(cholecystokinin; CCK)はペプチドホルモンの生合成の一般的な過程と同様に,前駆体であるプレプロCCKとプロCCKを経て生成される1,2)が,その詳しい合成過程は不明である.実際標的細胞に作用する生理活性CCKは数種あると考えられ,分泌組織や動物が違えば生理活性CCKの種類も異なると考えられている.
CCKは33個のアミノ酸残基から成るポリペプチド(CCK-33)としてブタ腸管から単離されたが,その後分子型の異なるCCKが同定され,CCK-33のほか,83,58,39,25,22,18,12,8,4などが知られている.
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