コーヒーブレイク
中南米の旅から
屋形 稔
1
1東新潟病院
pp.175
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901865
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1993年秋,メキシコ・アカプルコの世界臨床病理学会(WASP)に,15人ほどのツアーに加わって行ってきた.気のおけない人ばかりで実に楽しい旅であった.15年前のブラジル・リオデジャネイロのWASP時の20人ほどのツアーもその後顔を合わすとあんなに楽しい旅はなかったと述懐する人が大部分であったが,今回もそれに匹敵するものであった.亡くなった松村義寛先生や今もお元気な石井暢先生など,当時えらく老けたリーダー格に見えたが,今回の私なども秋田の藤田(花園),小川(横手)氏などの若手からは長老格に見えたかもしれない.
それでも街を横切るのもいやになるくらい暑いアカプルコで,美しい椰子の繁るゴルフ場を一緒に駆け廻ってきた.海岸も朝夕の陽に映えた眺めは格別であったが,リオの美にはやや及ばなかった.学会そのものは中南米はいずれものんびりムードで時間などお構いなしであったが,今回WASP会長の河合先生の開会式におけるスペイン語まじりのスピーチは効果的で評判良かった.
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