今月の主題 生物・化学発光計測
総説
生物発光の種類と特徴
磯部 稔
1
,
高橋 宏幸
1
Minoru ISOBE
1
,
Hiroyuki TAKAHASHI
1
1名古屋大学農学部生物有機化学研究室
キーワード:
生物発光
,
ルシフェリン
,
ルシフェラーゼ
Keyword:
生物発光
,
ルシフェリン
,
ルシフェラーゼ
pp.142-149
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901860
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生物発光現象は,今やATP定量などの"生化学試薬"として広く利用される段階に入り,もはやその利用に生物を感じることはない.しかし,その基本となる発光現象の解明には多大な努力がなされてきた.ホタル,エクオリン,発光バクテリアなど,すでに実用段階にある生物発光系で,基本事項を概説する.さらに,現在進行中の生物発光研究(トビイカの発光機構,ホタル発光系を用いた酵素系新検出法)に関して,実例を挙げて解説を行った.〔臨床検査38:142-149, 1994〕
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