Japanese
English
資料
カルシウムの酵素的測定試薬の検討
Evaluation of an Enzymatic Method for the Determination of Calcium
杉岡 陽介
1
,
眞重 文子
1
,
大久保 滋夫
1
,
渡辺 信子
1
,
大久保 昭行
1
Yousuke SUGIOKA
1
,
Fumiko MASHIGE
1
,
Shigeo OKUBO
1
,
Nobuko WATANABE
1
,
Akiyuki OKUBO
1
1東京大学医学部附属病院検査部
1Department of Clinical Laboratory of Tokyo University Hospital
キーワード:
カルシウム
,
酵素法
,
アミラーゼ
,
o-CPC法
,
原子吸光分析
Keyword:
カルシウム
,
酵素法
,
アミラーゼ
,
o-CPC法
,
原子吸光分析
pp.109-113
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901848
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血清および尿中カルシウムの酵素的測定試薬について基礎的検討を行った.本試薬は60mg/dlまで原点を通る直線性を示し,広範囲な測定域を有していた.同時および日差再現性のCVはそれぞれ0.97%以下および1.71%以下と良好であった.共存物質の影響を検討したところ,ヘモグロビン,ビリルビン,濁度,蛋白質,および各種の金属について影響は認められなかった.特に,o―クレゾールフタレインコンプレキソン法に影響があるアルブミンおよびマグネシウムも本酵素法にはまったく影響がなかった.内因性アミラーゼは,7,000IU/l (ブルースターチ国際単位)まで影響を認めなかった.カルシウムの標準的測定法である原子吸光法との相関は良好であった.
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