今月の主題 ウイルス肝炎ABC
ウイルス肝炎マーカーの検査と臨床的意義
PCR法によるHCV-RNAの測定
金子 周一
1
,
鵜浦 雅志
1
,
小林 健一
1
1金沢大学医学部第1内科
pp.426-428
発行日 1993年3月10日
Published Date 1993/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902009
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●HCV-RNAは,ウイルス自身の存在を示す唯一のマーカーとして用いられている.
●通常のPCR法は,再現性や簡便性に問題がある.
●ほとんどのC型慢性肝炎の診断には,HCV抗体の測定で十分である.
●HCV-RNAの測定は,病態の解明および急性肝炎の診断やインターフェロン療法のマーカーとして有用である.
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