今月の主題 HCV
技術解説
HCV RNAの検出法
金子 周一
1
,
鵜浦 雅志
1
,
小林 健一
1
Syuichi KANEKO
1
,
Masashi UNOURA
1
,
Ken-ichi KOBAISHI
1
1金沢大学医学部第一内科
キーワード:
DNAプローブ法
,
PGR法
,
ウイルスマーカー
Keyword:
DNAプローブ法
,
PGR法
,
ウイルスマーカー
pp.1075-1078
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901695
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
C型肝炎ウイルスの抗原測定にかわるウイルスマーカーとしてHCV RNAの検出が行われており,DNAプロープ法とPCR法がある.DNAプロープ法はキット化されており,血中に存在するHCV RNAをそのまま直接測定する.検出感度は高くないが,疑陽性率は低く,定量性を有している.PCR法は各施設の設定条件で行われており,HCV RNAを増幅してから検出するため,検出感度は高いが,疑陽性を認めることがある.〔臨床検査37(10):1075-1078, 1993〕
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.