Japanese
English
研究
フローサイトメーターを用いた尿中リンパ球,単球の解析方法と保存方法の検討
Analysis of Lymphocytes and Monocytes in Urine Using Flow Cytometry
大山 道雄
1
,
遊佐 なを子
2
,
堀田 修
2
Michio OOYAMA
1
,
Naoko YUSA
2
,
Osamu HOTTA
2
1保健科学研究所仙台支社
2仙台社会保険病院腎センター
1Health Sciences Research Institute Sendai Laboratory
2Department of Nephrology, Sendai Shakaihoken Hospital
キーワード:
尿中リンパ球
,
尿中単球
,
尿中NK細胞
,
保存方法
Keyword:
尿中リンパ球
,
尿中単球
,
尿中NK細胞
,
保存方法
pp.803-806
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901614
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筆者らは,フローサイトメーターを用いてIgA腎症患者の尿中細胞(単核球)でも,血液と同様なサイトグラムが得られることに気づいた.そこで,CD 3(Leu 4,ベクトンデッキンソン社;以下BD社),CD 14(LeuM 3 BD社),CD 56(Leu 19,BD社)のモノクローナル抗体を用い,フローサイトメーターによりIgA腎症患者の尿中単核球を解析した.加えて,検体の保存方法についても検討した.その結果,IgA腎症では血中に比べ尿中に存在するNK細胞,単球/マクロファージの割合が有意に高いことが認められた.また,尿中細胞の保存は24時間以内なら測定可能で,成績も新鮮尿と比べ変化が少ないことがわかった.
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