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資料
画像解析を用いた核異型測定における基礎的検討―組織標本作製による影響について
Fundamental Study for Morphometrical Analysis of Nuclear Abnomality with Image Analyzer : The Condensation of Nuclei on the Histological Specimens
池田 聡
1
,
石堂 達也
2
,
木村 博
1
,
宮国 亨
1
,
深沢 徳行
1
,
沢村 和美
1
,
本間 恵美子
1
,
井坂 信之
1
,
茂木 高夫
3
Satoshi IKEDA
1
,
Tatsuya ISHIDO
2
,
Hiroshi KIMURA
1
,
Tohru MIYAKUNI
1
,
Noriyuki FUKAZAWA
1
,
Kazumi SAWAMURA
1
,
Emiko HONMA
1
,
Nobuyuki ISAKA
1
,
Takao MOGI
3
1土浦協同病院中央検査科病理検査室
2国立がんセンター中央病院内科
3筑波大学基礎医学系研究協力部
1Department of Clinical Laboratory, Tsuchiura Kyodo General Hospital
2Department of Internal Medicine, National Cancer Center Hospital
3Division of Research Cooperation, Basic Medical Sciences, University of Tsukuba
キーワード:
核異型
,
核収縮
,
形態学的解析
Keyword:
核異型
,
核収縮
,
形態学的解析
pp.1163-1166
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901259
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組織標本作製時における固定条件によってどの程度細胞収縮が認められるか,リンパ節濾胞中のリンパ球核面積を用いて検討した.切除から固定液に人れるまでの時間,ホルマリン濃度および固定時間の3つの条件をそれぞれ変えて測定した.それぞれの条件により核収縮に差が認められ,切除から固定液に人れるまでの時間が核収縮に最も有意であった.したがって,核面積の比較など画像解析を用いた検討を行う場合,まず核収縮に差のないことを確認する必要があると考えられた.
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