Japanese
English
研究
成人病検診におけるペプシノゲン測定の意義と有用性
Significance and Usefulness of Pepsinogen Measurements for Health Check-up
河邊 博史
1
,
斉藤 郁夫
1
,
関原 敏郎
1
,
永野 志朗
1
Hiroshi KAWABE
1
,
Ikuo SAITO
1
,
Toshiro SEKIHARA
1
,
Shiro NAGANO
1
1慶應義塾大学保健管理センター
1Health Center, Keio University
キーワード:
ペプシノゲン
,
ペプシノゲンⅠ/ペプシノゲンⅡ比
,
胃炎
,
胃癌
,
胃X線検査
Keyword:
ペプシノゲン
,
ペプシノゲンⅠ/ペプシノゲンⅡ比
,
胃炎
,
胃癌
,
胃X線検査
pp.1159-1161
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901257
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最近開発されたペプシノゲンのRIAキットを用い,成人病検診におけるペプシノゲン値と胃X線所見との関係を検討した.胃炎所見者のペプシノゲン1/II比は正常所見者に比べて有意に低く,またI/II比が3.0未満の者の胃炎所見の頻度(52.4%)は,3.0以上の者の胃炎所見の頻度(16.5%)に比べて有意に高かった.以上より,1/II比は胃炎所見者のスクリーニングには有用であったが,胃癌患者の早期発見にどれほど有用であるかについては,今後の経過観察が必要である.
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