血管病変の病理・3
動脈硬化症
山田 勉
1
,
楠美 嘉晃
1
,
桜井 勇
1
Tsutomu YAMADA
1
,
Yoshiaki KUSUMI
1
,
Isamu SAKURAI
1
1日本大学医学部第二病理学教室
キーワード:
粥状動脈硬化症
,
粥腫
,
危険因子
Keyword:
粥状動脈硬化症
,
粥腫
,
危険因子
pp.1011-1020
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901216
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動脈硬化症の成立にはリポ蛋白の重要性が知られているが,そのほかにも動脈壁では多数の因子が複雑に影響しあっている.これらの特徴を踏まえて動脈硬化症の成因およびその進展に関与する諸因子を含めて,基本的な形態学的分類を中心にして説明した.特に粥状硬化症は臓器血流障害を生じ虚血性心疾患などの原因ともなるので,成人病の対策上も動脈硬化症についての理解が要求されよう.〔臨床検査36(9)11011-1020,1992〕
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